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「島田荘司 大辞典」 作成計画書




*2年計画とする。
*四六、もしくはA5版サイズ、千ページ程度の百科事典ふうの体裁、予価5〜6千円。
*各語彙の説明においては、基本的にユーモアのあるものを目指すが、各作品解説、ミステリー史における重要語彙に関しては、真面目な評論、解説文も網羅し、後年に遺る研究対象書物、あるいは資料とすることを目指す。

≪制作のプロセス≫
*ただしこれはあくまで予定であり、実働に入ってのち、細部が若干変化することはあり得る。
(以下、クリアできたところから文字色を変えていきますね) 

(1)島田荘司・全著作のリストを作る。
   これは各作品、最新版から古い版にかけてすべて提示し、タイトルが変わっているものはそれを示して、最新・最
   終版を底本とすることが望ましいとし、編集時に対象の本で混乱がないようにする。

(2)リスト中から1〜2作を選び、抽出語彙のサンプル表を作る。そしてボランティアが常時閲覧可能な場所に、この(1)、(2)、を掲示しておく。

(3)語彙拾い出しの基準
@ 人名
A 地名
B 印象的な固有名詞
C 登場する重要事物
D 印象的な台詞
E 印象的な文章表現
F 重要語彙(キーワード、論文の場合)
  この段階では、これらの条件の語彙、名・迷台詞、珍言、名言、印象的表現を、ある程度機械的にすべて拾い出し
  てもらう。
  集めた語彙には、重要度を、★印付き、★印なしの2段階に示してもらうとよい。

(4)ヴォランティアの疑問に応える、Q&Aのページも作る。
  (ここまではすでに完成しているので、URLを以下↓に示します)

  http://www.galaxy7.org/information/book%20list/daijiten-rist.html 

(5)リストに示した全著作の内から、1冊(複数も可)を担当して読み、(2)を参考に、辞典掲載用の語彙を拾い出すヴ
  ォランティアを、net のフィールドを中心にして募る。

  むろん各自「好きな作品」であることが前提で、信頼するに足る人物であることが必要。
  この段階では、各ヴォランティアが抽出した語彙の取捨選択は、原則として行わない。

  ここまでの作業は、SSKのメンバーを中心の、ヴォランティア活動とする。これは小部数豪華本の単価を、可能な
  限りさげるため。
  〆切は、特に設けない。

(6)全作の語彙リストが完成したなら、ここから原書房が参加し、原書房サイト内に、一般閲覧可の「島田荘司大辞典・
  制作告知板」を設置する。
  告知板は、レスが付けられない形式とし、抽出語彙、台詞のコピー、持ち帰りは可能なものとする。
  板の最下段には、HN、本名、メイル・アドレス、住所、電話番号等が書き込めるスペースと、投稿文が書き込める
  (貼れる)四角いスペース、そして「投稿送信ボタン」を持つ。

(7)この板に島田荘司・全著作名を挙げ、各作品名の下に、ヴォランティアたちが抽出した語彙を、原則すべて貼って
  提示し、この段階で大辞典制作を公けにアナウンスする。
  そしてこの板に、大辞典制作の趣旨、内容、どのような体裁の本とするか、などを原書房が説明する。

(8)告知板に公開した各語彙の面白い説明文を、広くnet フィールドから一般募集する。
  公募には一度〆切を設け、これは板に明示しておく。
  採用説明文1本ごとに、所定の稿料を金銭、もしくは図書券等で支払うという説明を、原書房が板で行う。

(9)説明文の投稿は、告知板の下にある投稿欄から行う。
  投稿は、投稿フォームに沿って住所、氏名、HN、メイル・アドレス、電話番号(書けるだけのものでよい)を、所定の
  スペースに記入の上、提示語彙いずれかの説明文を、所定スペースに貼りつけ、投稿ボタンを押してもらうことで行
  う。
  1人何作でも応募は可とする。
  データ入力の手間を省くため。原則として郵送は歓迎しないが、PCがない人のため、郵送投稿も可とする。したがっ
  て原書房の住所も、宛先として示しておく。
  提示した語彙以外の投稿も可とする。つまり、板に示されていない好みの語彙や、好きな迷台詞を自分で選び、そ
  の説明文を書いて投稿することも可とする。

  各自の署名として、各説明文の末尾に、漢字か平仮名の1文字、アルファベットなら半角2文字までの文字を入れて
  もらう。署名文字も入れての投稿を求める。しかし辞典の巻末には、各執筆者の本名をすべて入れるものとする。本
  名を入れたくない人の場合、それも可とする。

(10)大辞典編集委員を選出し、選考委員会を組織する。

(11)メイルで原書房編集部に届いた説明文は、すべてを非公開とし、これらの内から面白い説明文を、石毛編集者を
    中心に、この選考委員たちが選ぶ。
   投稿作の集まり具合などにより、自然に語彙の重要度がはかられ、採用不採用が決定していくと考えられる。
   採用の通知は、電話かメイルにて、編集委員が行う。
   この時に充分によい作品が集まらなかった場合、未だ説明文がない語彙のみを板に示して二次の募集を始めても
   よいし、編集選考委員自身のペンによって制作する方法に切り替えてもよい。

(12)ひとつの語彙について、魅力のある説明文が複数ある場合、併記も可とする。また、編集委員がそれらの文章を
   融合させてひとつの文章とすることも、場合によっては検討する。この場合は、執筆者署名が二文字、三文字と増
   える。

(13)編集委員自身の投稿も自由とする。石毛編、T橋編も可。ただしフェアを心がけるため、原則、締め切り以内に書く
   こととする。

(14)採用を決めた優れた【語彙+説明文】は、完成したものから順次島田荘司に送り、島田が必要を感じたものは、当
   事者の立場から補足説明のコメントを書いて末部に付ける。これは話し言葉(手紙文)で書いて、(島田荘司・談)と
   断る。(島田荘司・談)のコメントは、商品価値向上のため、原則、多数に付けることを目指す。

(15)作品名は「ゴシック体」とし、各語彙の説明とは活字を変えて、一見で違いを示す。各作品の解説文は、真摯な研
   究論文とする。
   ミステリー史上の重要作は、プロの評論家に解説文を発注するが、各担当編集者の思い入れが強い作品の場合
   は、担当編集者自身が解説文を執筆する。

(16)名台詞、迷台詞など、会話文は「教科書体」とする。

(17)商品価値を得るため、島田荘司は中篇以上の作をこの辞典のために書き下ろす。これを50の段落に分解し、冒頭
   を「あ」で始める20枚程度を「あ」の項目冒頭ページに置く。「い」から始める次の段落20枚程度を、「い」の項目の
   冒頭ページに置く。以下を同様にして、「う」の章、「え」の章と20枚程度ずつ続け、「ん」にまで至る。

(18)手紙での投稿説明を採用した場合は、編集委員がこれを入力する。その他にも、書物からの引用など、入力が必
   要な文章は、これを行う。

(19)編集委員は、図版の必要な項目を判断選定し、図版探しをする。

(20)採用した「各語彙+説明文」は、語彙の末尾に、「インドネシアの恋唄」なら【短・インドネシアの恋唄】と出展先を
   明示し、説明文を続ける。編集委員がこの作業を行う。

(21)このようにして完成させた各項目は、編集委員があいうえお順に整頓して、印刷所に入稿可能な状態にする。

(22)編集委員は、作業を進行させながら、並行して巻末の索引を作成していく。