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| 12カ月連続刊行企画「大河ノベル」。このとてつもない大偉業を企画した若き獅子、講談社BOXの編集長 太田克史さんをご紹介します。 (島田先生のデジカメ日記【第280回9-21 講談社BOX】で、詳細がご覧になれます) http://www.harashobo.co.jp/online-shimada/shukan/backnumber/index280.html 1月22日発売の「活字倶楽部」や、2月16日発売の「本格ミステリー・ワールド2007」などでも島田先生ご自身が述べていらっしゃるように、新しい挑戦が始まりました。 この大事業の企画者である太田編集長にお会いしてみて、その熱意や行動力に深く感銘しました。第七銀河を通して何かできることはないか、ファンのみなさんと一体となって島田先生と太田編集長を応援し、盛り上げていきたい! そういう気持ちからこのページを作りました。 まずはその一歩として、太田編集長をみなさんにご紹介したいと思います(インタビュー形式で質問と回答を下記に掲載しました)。 世界市場で同時展開する“世界最強の出版レーベル”を目指して、 「誰も行ったことのないところにだけ行く」を唯一の掟に、太田艦長の操縦する母艦は今、出奔しました! |
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≪質 問 1≫
「講談社BOX」が2006年11月より始動しました。
サイト上では(ネットユーザーの間では)、少しずつ反響の声も聞かれるようになってきましたが、店頭での評判、一般への周知についてはいかがでしょうか?
認知度や反響については、どのようにしてリサーチしていらっしゃいますか?
≪回 答≫
書店さんの店頭や読者一般への「講談社BOX」の周知徹底はまだまだスタートしたばかりですね。総刊行点数が20〜30点を超える予定の初夏のあたりが最初の天王山になるでしょう。それまでに総刊行部数が100万部を突破していると景気がいいですね(笑)。いくぜ! 100万部!! みたいな。
反響については、返信された読者はがきには編集長の僕自身が一枚残らず、すべてにじっくり目を通しています。そこでわかったことは、講談社BOXというこの新しいシリーズには、同じく僕が編集長を務めている闘うイラストーリー・ノベルスマガジン『ファウスト』や、母体となった講談社ノベルスというレーベルから引き続いて応援してくださっているであろう20代前半の読者を上回る勢いで、10代半ばから後半のきわめて若い読者が熱心についてきてくださっているということ。これは僕自身とても嬉しいと思いましたし、驚きでした。
若い読者が熱狂するものだけが、次世代のスタンダードになっていくんです。かつての島田さんがまさにそうでした。島田さんは若い読者の熱狂的な支持を背景にしてあらゆるバッシングを跳ね返し、本格ミステリを日本の文芸のメインジャンルに押し上げていった。だから講談社BOXも成功するんじゃないかと思っていますね。
≪質 問 2≫
ジャンルを超えた「ハイブリッド・レーベル」を目指す「講談社BOX」が始動して、まもなく3ヶ月が経ちますが、太田さんの現在のご心境はいかがですか?
何か手応えのようなものはありましたか?
≪回 答≫
すべてが初めて取り組むことばかりなので、毎日、いや毎時間、いい刺激が必ずありますね。そんなプラスの刺激を動力にして、講談社BOXは、旧きものたちからの激烈な反発と嫉妬と抵抗とを一身に受けながら、だからこそ彼らの誰よりも力強く“向こう側”へと突破してゆく波であり続けたいと思っています。
その行き着く先は、世界ですね。来年の講談社BOXの12ヵ月連続刊行企画、大河ノベル2008の仕事を通じて、島田さんのファンがアジア、アメリカ、ヨーロッパへと力強く広がっていくお手伝いを少しでもさせていただければと思っています。一生懸命がんばります。
≪質 問 3≫
2008年の連載に向けて、島田先生との関わりが密になっていかれると思いますが、打ち合わせなど「島田先生と一緒に仕事をする」ことについて、どのような印象をもたれましたか?
実際にお仕事を始める前と、始めてからでは、先生への印象は変わりましたか?
≪回 答≫
「島田先生と一緒に仕事をする」
これはすべての編集者にとってまさに夢のような話です。しかも今回の太田の仕事の場合は12ヵ月連続刊行企画、大河ノベル2008というこれ以上ない大きな企画での仕事となるわけですからなおさらです。太田の孫子の代までの語り草になるのは100パーセント間違いないです……って、あれ、まだ僕は嫁さんも貰ってませんでしたね(苦笑)。
島田さんの印象は……そうですねえ。「少年」のイメージそのものだなっていうことを強く感じましたね。男が惚れる男の気質を色濃くお持ちだというか……滅茶苦茶なまでに純粋な方なんですよ!
また、クリエイターとしてのエネルギーのあの迸り様は、まさに天才としか形容できない。なにしろ僕の目下の最大の懸念は、島田さんが「太田さん、やっぱり私はもう待ちきれないので今年(2007年)の4月から12ヵ月連続でやりましょう」とか、「太田さん、やっぱりこうなったら毎月2冊づつ、2シリーズ同時刊行で一年24冊の超大河ノベルをやりましょう」なんていう嬉しくも恐ろしい提案を突然本気で投げてこられないかということ(笑)。
いえいえ、本当にそう仰りそうな勢いなんですよ。そもそも島田さんの大河ノベル2008を奇数月、偶数月の2シリーズ、6冊×2の12冊連続刊行企画にしていただいたのも、僕が初めて大河ノベル企画の話を島田さんにお会いして打診した瞬間に、「実は私は12ヵ月かけてやりたい企画が2つあるんです」と仰られて、企画の内容を詳しく口頭でお話され始めた。もちろん、そのどちらもがとんでもなく「いける!」という編集者的直感がバシバシ走るお話で、僕はそのうちのどちらかを没にしてしまうのがどうしても自分で許せなくて、「島田さん、それなら両方やってください!」とお願いしたからなんですね。
12ヵ月連続刊行企画、大河ノベル。こんな尋常でない企画、世にいるたいていの作家は聞いただけで恐れをなすでしょう。しかし島田さんは即答してオッケー、しかもすでにアイデアが二つもある!「いくら天才とはいえ、この人はいったいどれだけスケールのデカイ人なんだ!」と心から圧倒されましたね。
島田さんの「大河ノベル2008」、どうか楽しみにしていてください。大きな進捗がありましたらまたえいこさんを通じてご報告申し上げます。どうかよろしくお願い申し上げます。
07/02/19 更新
